イラストでも写真でも、にっこりと笑うように目を細めている猫は多いですよね。
実際に飼っている私も、そのような姿をよく目にします。
このように猫が目を細めるのは、一体なぜでしょう?
その時の気持ちや、注意点について解説します。
猫が目を細める時はどんな気持ち?
猫が目を細める時の気持ちは、4つに分けられます。
ひとつひとつ説明するので、参考にしてみてください。
好意を伝えている
まず、猫が目を細める理由として「好意を伝えようとしている」ことが考えられます。
目を細めている時の猫は、落ち着いた様子に見えますよね。
それは敵意を持っておらず、飼い主さんのことを信頼している証拠です。
同時に、嬉しそうに喉を鳴らす猫もいるのではないでしょうか。
機嫌がいい
機嫌がいい時も目を細めることがあります。
例えば日向ぼっこをしたり、飼い主さんの膝に乗ったりしていい気分になっている時などです。
人間も機嫌が良くて笑うと目が細くなりますよね。
それと同じ理屈だと考えられます。
リラックス状態
遊んでいる時の猫は、目を開いてキラキラと輝かせています。
逆に、リラックスしている時は目を細めたり、目を閉じたりします。
眠気を感じてうとうとしている可能性もありますね。
このような場合は、無理に構わずにそっとしておいてあげるといいかもしれません。
光が眩しい
単純に、光が眩しくて目を細めることもあります。
どんな動物でも、いきなり陽が差して眩しくなると思わず目を細めますよね。
これは反射的な行動なので、見守っていれば落ち着くでしょう。
猫を撫でると目を細めるのはなぜ?
猫を撫でたときに目を細めることも多いと思います。
それは、撫でられて喜んでいるからだと考えられます。
撫でてくれる飼い主さんに対して「好きだよ」と好意を伝えている、あるいはマッサージされている気分でリラックスしているのでしょう。
あまり撫ですぎると嫌がる猫もいますが、目を細めている時は様子を見ながら触ってあげるといいのではないでしょうか。
また、同じように目を細めて猫を見守ってあげるのも、絆を深めるきっかけになると思います。
猫は病気で目を細めることもある
このように、猫は普段から目を細めることが多い生き物ですが、たまに病気で目を細めている場合もあります。
1日中目を細めている、体調が悪そうなど、いつもと違う様子があったら要注意です。
目に異常がある
片目だけをずっと細めている・瞑っているというような場合は、その目を怪我していたり、炎症が起きているかもしれません。
具体的には、結膜炎や角膜炎などが考えられます。
目の異常を疑ったら動物病院に相談しましょう。
感染症にかかっている
両目を細めてなかなか開こうとしない時は、何らかの感染症にかかっている可能性があります。
猫の感染症は「猫カゼ」と呼ばれることもありますが、これは細菌やウイルスによって引き起こされる病気の総称です。
カゼだからといって決して症状が軽いというわけではなく、放置すると目の異常が悪化することもあるので、早めの治療が大切です。
猫が目を細めている時は優しく見守ってあげて
猫が目を細めている時は、好意を伝えていたり機嫌がいいと感じているなど、基本的にポジティブな気持ちだと考えて良いでしょう。
リラックス状態にあることも多いので、無理に遊んであげようとするよりは、そっと撫でたり見守ってあげたりすることが大切です。
そうすることで、猫にも愛情が伝わるのではないでしょうか。
ただし、まれに病気で目を細めていることもあります。
目の細め方がいつもと違うと感じる場合は動物病院へ連れて行ってあげましょう。
早めに対処すれば軽症で済むことも多いので、普段から猫の様子を気にかけてあげるといいですね。
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