猫は腰トントンが好き？その意外な理由や特徴的な反応を解説

猫を飼っている方は思い当たることがあるかもしれませんが、腰のあたりをトントン・ポンポンと叩いてあげると嬉しそうにすることがありますよね。

個体差はありますが、実際多くの猫にその傾向が見られます。

その意外な理由や、特徴的な反応についてまとめました。

猫の腰トントンとはどういう意味？

猫の腰トントンとは、文字通り腰の辺りを手で軽く叩いてあげるスキンシップのことです。

このようなスキンシップをすると、猫が嬉しそうな反応を見せたり、ゴロゴロすりすりと甘えてきたりすることが知られています。

これらの反応は猫が喜んでいる証拠とされます。

そして、それには意外な理由がありました。

理由は大きく分けて3つあるようです。
それぞれ解説します。

猫の腰や尻尾の付け根の神経は、生殖器につながっているといわれます。

そのため、特にメス猫は腰トントンによって性的興奮を感じやすいようです。

実際、発情期のメス猫に腰トントンをしてあげると、お尻を高く上げるような姿勢を見せます。

このお尻を高く上げる姿勢は、発情や信頼の証だといわれます。

発情期ではないメス猫やオス猫も、腰トントンで喜んだりします。

それは、猫の骨盤の「仙骨」という部分にたくさんの神経が密集しているためだそうです。

性的興奮ではなかったとしても、何となく気持ちいい感じがするのかもしれません。

猫にしてみれば、腰や尻尾の付け根は自分では触れない場所です。

人間も、背中の手が届かない部分を掻いてもらうと「気持ちいい〜」と思うことがありますよね。

それと同じ理屈で、猫は腰トントンで喜ぶのでしょう。

多くの猫が腰トントンで喜びますが、中には腰トントンが嫌いな猫もいるようです。

また、初めての発情期よりも前に避妊手術や去勢手術をした猫は、腰トントンをしても特に何も感じない場合もあると言われます。

自分の猫が喜んでいるのか嫌がっているのか分からないと、スキンシップも取りづらいですよね。

そこで、腰トントンをした時の反応について解説します。

腰トントンで猫が喜んでいる時は、以下のような反応を見せることが多いようです。

他にも、リラックスした表情になるとか、舌を出すという話も聞かれます。

猫がこのような反応を見せたら、喜んでいると判断していいでしょう。

逆に腰トントンがイヤな時には、猫は以下のような反応をするでしょう。

このような場合には無理に腰トントンをせず、かわりに頭や背中などを撫でてあげるといいかもしれません。

最後に、猫との適切なスキンシップ方法をご紹介します。

猫は気まぐれな生き物なので、普段は人懐っこくても触られたくないタイミングがあるようです。

そのため無理やり捕まえて触るのではなく、猫から近寄ってきた時にスキンシップを取ると良いでしょう。

また、猫によっては触られすぎると途中で嫌になることもあります。

あまり長い時間撫でていると引っ掻かれたりするので、構うのは程々にしておきましょう。

腰トントンをすると喜ぶ猫が多いといわれますが、嫌がることもあります。

また、やりすぎても猫にとってストレスになってしまうので、適切なスキンシップを取るよう心がけましょう。